理事長ブログ
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やさしさにつつまれて


津崎記念日に寄せて 2025.2.17
17回「津崎記念日」によせて
先人から学ぶ
津崎稔様(津崎能子様夫)が法務省にお勤めの時、同じ法務省で愛甲原住宅にお住いの林新三郎様が法務省の職員のニュースに寄稿した文
私の親友津崎稔さんは、遂に昭和59年4月5日この世を去った。・・・・
津崎さんは頭脳明晰で雄弁、表現力に富み、会議などの時、その発言は重きをなしていた。
又、酒を好んだが酒に呑まれることはなく、酔って他人に礼を失する様なことは決してなかった。或る人は彼を礼節の人と評し、又、或る人は彼を信念の人と評していたが、・・・故に彼は上司や同僚、部下からの信頼が厚かったのである。
・・・・・津崎さんは役所を辞めた後にも、その真価を遺憾なく発揮して、地域住民から感謝と尊敬を集めている事柄がある。
それは昭和48年4月、彼が推されて愛甲原住宅会長に就任し、2期2年間に成し遂げた成果である。愛甲原住宅自治会は、国家公務員共済組合連合会が神奈川県伊勢原市と厚木市に跨り造成した、(昭和40年造成、分譲開始41年、自治会結成43年)960戸の集団であるが、当時この地域内には、連合会所有に属する公園予定地や、半端な土地が残っていて、荒れるが儘に放置されていた。・・直ちに連合会に交渉して、この土地を伊勢原、厚木両市に寄附してもらい、更に両市を説得して、この空地に児童遊園その他の施設をさせることに成功した。その後・・・児童館の建設や、60基の防犯灯及び主要道路にガードレール取り付けを実現させたのである。・・終わり
新たな年となりました
師走となりました。
サンちゃんが見守る

自分という形が丁寧に自由に生きられる

感謝の気持ちを込めて
平石秀夫様
1周忌に感謝の気持ちを込めて
みんなは 意思・哲学を持っているから それを侵害してはいけません
大勢生きていることは つまるところ 助け合って生きていくこと。
平成29年3月17日 平石談 |
この言葉は、風の丘とCoCoてらすに飾られている。
平石さんと川上との出会いは約27年前。
伊勢原市内に住む岩崎尊之氏(現、社会福祉法人緑友会理事長)から
「高齢化が進んでいる高森台で町づくりの勉強会をしませんか。」と声がかかり、メンバーとして初めに頭に浮かんだのが平石さん。
当時、私は青少年指導員などで高森台自治会の会議に出席した折、自治会長(1994年・1995年)だった平石さん知った。その時紳士的に対応してくださったという印象が残った。
そこで自治会長を終えられていた平石さんにお声をかけ、1998年、何人かの仲間と共に「高森台福祉のまちづくり勉強会」が始めることが出来ました。
その後
2001年高森台ミニサロンの会
2003年デイ愛甲原開所
2006年風の丘建設 等、様々な場面で尽力いただきました。
昨年の5月、入院先の東海大学病院から「風の丘に帰りたい」と戻ってこられたが、
2020年6月1日風の丘で命を閉じられた。
穏やかな最期の中で、やさしく「ありがとう」と言ってくださった。
『誠実』…平石さんの生き方を私の道しるべにしたいと思っています。
「こちらこそ本当にありがとうございました。」
津崎記念日 2021.2.17

2021年2月17日 津崎記念日
「信頼できる人と最後まで暮らしたいの」
この言葉は私を導く光です。
そして、この光が世界中に届くことを願います。
『津崎能子様の言葉の記録』から
「信頼してこそ自分の幸せが在る。」そして今の幸せがある。
「遠くの親戚より近くの他人が今の私には必要なのか、わかって頂戴」
「夫が私に言わせた気がする。」
「私はただ自分の幸せを考えてた。周りの人にいい事をしていたと分かった。」
「一軒のうちに人が居てくれることが嬉しい。」
「一人で暮らすには 誰かに手伝われては駄目になる。」
「相手を励ましていることは、自分を励ましている」
- 抜粋
時代は進み 愛甲原近隣にも大きなサービス付き高齢者施設
特別養護老人ホーム・老健などが次々を建っている。
50年前、愛甲原住宅の初代住民は寄付と住民力で町の形を創り、
その後、住民と「まちづくり勉強会」・「近隣大学」などで町づくり
住民主体で町づくりと両輪でミニサロン・デイ愛甲原・風の丘を創り出してきた。
今年度もコロナ禍、
東京工芸大学学生さんが考えた
心を繋ぐプログラムを展開。
今、これから何が必要か。。。
町づくりをしながら考えていきたい。
やさしさに包まれて ・・・ 寄り添う仲間に感謝
「改めて思いますが、ここのスタッフはいいですね。利用者様を身内のように介護する。」と
感想を伝えられた。
先月から小規模多機能型居宅介護風の丘をご利用されているA様は礼儀正しく思いやりのある方。
まだ通い始めて日が浅い為か、「なぜ私はここのいるの・・」と悲しい表情をされる時がある。
そのような時、どの職員もA様に寄り添う。
ある日、A様が「私はここにお世話になっていいの・・」と事務所にお出でになった。
事務職員は笑顔で「大丈夫ですよ。。ご心配なく。。」と答えた。
そして、その様子を見ていらっしゃったご利用者様もA様の心情を汲みながら
「ここにいれば大丈夫☆」と優しく声をかけてくださった。
それぞれが思いやりをもってA様の気持ちに寄り添う。
そのような様子を見かける度、私まで慰められる。