理事長挨拶
ご挨拶
住民が創ったオリジナルな愛甲原住宅に導かれ
ゆるやかに しなやかに つながる まちくらし
2015年 オランダにある介護施設「介護施設ホグウエイ」に研修で訪れた。
あら!? ここは愛甲原住宅?????
2023年 フランスの「終末期の医療・介護」オンラインZOOMセミナ―に参加。
そこで[『認知症になって変わらず暮らすことができる街づくり 』への取り組み] が紹介されていた。
この街って、愛甲原住宅のこと???
厚木市と伊勢原市を跨る愛甲原住宅は1966年に国家公務員共済組合の分譲住宅として造られた。勤めている省庁、役職も出身地も様々。
暮らし始めた多くの方が関東大震災 第2次世界大戦などを体験され、自分たちの理想とする街をここに創り上げた。
集まる場所が必要だと児童館を設置する為、住民たちに寄付金を集めた。また伊勢原にあった「スーパーよろず屋」を誘致し、事務仕事からレジ打ちまでこの町の主婦たちが担った。
年月が経つにつれ、人々の暮らしに合わせて 伊勢原ホームサービス、高森台福祉のまちづくり勉強会、ミニサロン、デイ愛甲原(2022年休所)の活動を住民とともに行ってきた。
また当法人に土地を譲って下さった津崎能子様から「住み慣れた町で信頼できる人と最後まで暮らし続けたいの」という願いを受け、住民の力をお借りして出来たケア付きハウス、小規模多機能居宅介護の「風の丘」。
厚木・伊勢原の境界線なく人々が繋がる地域交流の場「CoCoてらす」では赤ちゃんからお年寄りまで楽しめるプログラムを組んでいる。
分譲が始まり57年、街の真ん中にある「よろず屋さん」には杖を突き、カートを押しながら買い物されている方も増えた。風の丘からCoCoてらすに、麻雀・カラオケ・朗読などのプログラムに参加されている方もいる。
2020年 ロシアとウクライナとの間で戦争はじまる。
2024年1月1日 能登半島で地震
私たちは その時代に必要な仕組みを一期一会メンバーや地域の仲間たちと作り続けていき
たい。
2024年1月12日
理事長プロフィール
1974年 結婚して藤沢市に居住
1979年 夫の両親と同居のため伊勢原市高森台に転居
・時間外保育ちびっ子ひろば開始
・伊勢原ジュニアオーケストラ立ち上げ
1987年 家事援助サービス 伊勢原ホームサービス発足
1998年 高森台福祉のまちづくり勉強会発足
1999年 高森台ミニサロンの会(ミニデイサービス)開始
2003年 通所介護 デイ愛甲原開設
2005年 NPO法人「一期一会」認証 理事長となる
2006年 小規模多機能施設 風の丘開設
※その他の要職
・NPO法人たこ凧揚がれ 理事長