未来先取り愛甲原モデル
神奈川県の中央、厚木市・伊勢原市にまたがる愛甲原住宅は昭和40年から国家公務員向け住宅地として分譲が始また。東名高速道路建設が目の前で着々と進み、日本は高度成長時代に突入しはじめ、輝かしい未来を予感する時でもありました。当時、小田急線急行電車で新宿まで50分。多くの方はひばりのさえずる緑豊かなこの地に、東京のベットタウンとして900世帯の方が住宅を購入しました。
それから40年が経ちいまや高齢化率は32%、高齢世帯や高齢独居者が多く住む住宅となりました。少子化が進み、子供たちは自分達の暮らしに便利なところに移り住み、一方、将来の生活に不安を抱えた高齢者は、自分達が暮らしたい場所よりは暮らせる場所を優先させこの地を離れる方も多くいます。
第二次世界大戦を生き延び、力を合わせてまちづくりをしてきた人、子育てをした人、知り合いが多く住むこの地で思い出と共に生涯を終えたいと思う人々がたくさん住んでいます。
歳をとっても障害を持っても安心して住み続けたい場所、住み続ける条件が整っている場所が在ることは生き続ける力となり、人として生きる保証なります。私たちにとっても、この条件を整えていくことは未来の自分への保証です。
私たちは行政の枠を超えた愛甲原住宅に、入浴と食事が提供できる「デイ愛甲原」・通って泊まれて暮らすことも出来る小規模多機能「風の丘」を地域住民が中心となって創りました。地域・利用者・スタッフの信頼あるチームワークで命の尊重、人間の尊厳を現わせるよう努力してまいります。
住民の暮らしを優先させるまちづくりをめざし、町がにぎやかになることを望みます。
特定非営利活動法人一期一会 理事長 川上 道子![]()